ダイアネティックス 人間の目標

長い間、人間は目標を探し求めてきました。つまり、人間のあらゆる活動の最大の共通項、存在のダイナミック原則を探し求めてきたのです。その回答が見付かれば、そこから必然的に数多くの答えが出てくるのでした。人間の行動の現象はすべて明らかになり、人間の主要な問題の解決へと繋がっていくのでした。そして何よりもその回答は、実行可能にあるに違いありません。すべての知識は一本の境界線の上か下にあると考えてみました。この線より上にあるすべての知識は人間の逸脱や一般的な欠点を解決する為には必要なく、はっきりとは知られていません。形而上学や神秘主義なようなものがここに含まれると考えます。

一方、この境界線より下には有限宇宙があると考えられます。有限宇宙では既知のものであれ、未知のものであれ、あらゆる物事を感知し、経験し、測定できます。有限宇宙で知られているデータは人間がそれを感知し、経験し、測定した時に、科学的心理として分類されます。心の科学を解明する為に必要なすべての要因は、有限宇宙にあり、そこで発見され、感知され、測定され、経験されて科学的事実となったのです。

有限宇宙は、時間、空間、エネルギー、生命を包含します。これ以外に方程式に必要とされる要因は見つかりませんでした。

時間、空間、エネルギー、生命には一つの共通項があります。時間、空間、エネルギー、生命はある一つの点を起源にして始まり、どこか無限に近い目的地へ向かって持続するように命令されると類推できるのです。それらは、ただある事をするように命じられ、他には何も命じられませんでした。これらは、たった一つの命令に従っていました。その命令とは、「生存せよ」です。存在のダイナミック原則とは、「生存」です。生命の目標は、限りなく存続することだと考えられます。人間は、一つの生命形態としてあらゆる行動と目的に応じてある一つの命令、「生存せよ」に従っていることがはっきりと示されています。人間が生存しようしているという考え方は、目新しいものではありません。けれども、人間を動機付けているものは、生存のみであるという考え方は新しいものです。